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zoom RSS ≪カルメン≫ 藤原歌劇団

<<   作成日時 : 2017/02/04 22:45   >>

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1日時: 2017年2月4日(土) 14:00
2会場: 東京文化会館

3出演: 上記写真のとおり
4感想:

≪カルメン≫は非常にポピュラーなオペラであるが私が生の舞台を観るのはこれが初めてだ。意外な感があるが、ここ4,5年このオペラは東京で上演されてなかったのではないかと思う。新国立劇場でも最近別のプロダクションで上演しているのも偶然とはいえ不思議だ。METでも最近演ったようで、さらに不思議だ。

今日の公演で、終演後もっとも達成感を感じているのはおそらくミカエラの伊藤 晴ではないかと思う。第三幕で歌うアリア「なにも怖くなんてない」は特にすばらしかった。こんなにピアニッシモをきれいに響かせる人はなかなかいないと思う。

次に良かったのはドン・ホセを歌った藤田 卓也だ。「花の歌」もソツなく歌った。ミカエラの伊藤と同じく、その歌声は私のいる四階席までよく届いた。

その次に良かったのはカルメンのゴーシャ・コヴァリンスカ、フラスキータの尾形 志織、メルセデスの増田 弓だった。コヴァリンスカの声はメゾ・ソプラノというよりアルトに近い深みのある美声だった。≪サムソンとダリラ≫のダリラや≪アドリアーナ・ルクヴルール≫のヴイヨン公妃が似合いそうな声だった。

すこし残念だったのは、第二幕でカルメンがドン・ホセのためにカスタネットを鳴らしながら歌う場面だ。私が持っている2枚のDVDではエレーナ・オブラスツォヴァはカスタネットを自分で鳴らしながら歌っている。

またアグネス・バルツァは割った素焼きの皿を叩きながら歌っている。ところがコヴァリンスカは割った皿を少しだけ叩いてあとはオーケストラのカスタネットに任せてしまっていた。ここは大事なところなのでカスタネットでも皿でもいいから自分でリズムをとって叩いてほしかった。

フラスキータの尾形、メルセデスの増田はカルメンとの三重唱「まぜて、切って」できれいなハーモニーを披露した。

さて、エスカミーリョの王 立夫であるが、この役は王のようなバスには合わないと思う。バリトンかバス・バリトンの役だと思う。王の声は≪セヴィリァの理髪師≫のバジリオとか≪ばらの騎士≫のオックス男爵が似合うと思う。

演出は良かった。全幕の空と地面の赤い月はスペインを表しているのだそうだがなるほどと思った。そう言えば、最初に「この4,5年このオペラは東京で上演されてなかったと思う」と書いたが、スペインでなくキューバを舞台にした変な演出のものは上演されたような気がする。私はそういうものは嫌いだから数にいれない。今日の演出は正統的で、しかも新しい工夫があって良かった。

山田 和樹指揮の日フィルはフランス的な軽快な演奏で私の好みだった。ただし、第一幕前奏曲では打楽器のテンポがおかしかった。また、多分ピッコロだと思うが、ときどき耳障りな音を出していたのが残念だった。

今日の公演は総じていえば満足のできるものだった。今年初めてのオペラ鑑賞で気分良く帰ってこれたのは良かったと思う。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
世界で一番親しまれている人気オペラ『カルメン』の魅力
ビゼー『カルメン』Georges Bizet:"Carmen"  カルメンの歌う「ハバネラ」、エスカミーリョが歌う「闘牛士の歌」、可憐な娘ミカエラが歌うアリア「何が出ても恐くない」を始め叙情的で極めて美しい魅力あるアリアや合唱、スペイン的な異国情緒あふれる音楽、数あるオペラでも最も親しまれているビゼーの『カルメン』、久しぶりに新国立劇場の舞台で楽しんできました。 ...続きを見る
dezire_photo & art
2017/02/05 16:58

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