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zoom RSS ≪ラ・ボエーム≫ METライブ・ビューイング 2014.04.05上演

<<   作成日時 : 2016/05/25 10:56   >>

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知人に標記オペラのDVDを借りて観た。WOWOWで放映したMETライブ・ビューイングを録画したものである。
出演は以下のとおりである。

ロドルフォ: ヴィットーリオ・グリゴーロ
ミミ: クリスティーヌ・オポライス

ムゼッタ: スザンナ・フィリップス
マルチェッロ: マッシモ・カヴァレッティ

ショナール: パトリック・カルフィッツィ
コッリーネ: オレン・グラドゥス

指揮: ステファーノ・ランザーニ


≪ラ・ボエーム≫は何回も繰り返し繰り返し観ている私が大好きなオペラである。しかも、METのこの演目はフランコ・ゼッフィレッリのプロダクションだから安心して観ることができるのがいい。

5年ほど前にロランド・ビリャソンとアンナ・ネトレプコが出演した映画が公開されたので観に行ったのだがこれはひどい演出だった。

第一幕でミミがロドルフォのところへローソクの火をもらいに行くのは、自分のほうからロドルフォを誘惑しに行ったのだという解釈で、これは全く噴飯ものだった。この演出はこの映画の監督の創作ではなく他の演出家の真似らしいが、とんでもないことだ。

これでは第四幕の最後に「聖母様、わたしはお許しに値しませんがミミは天使のような娘なんです」というムゼッタの感動的な祈りが台無しになってしまう。念の為付言するが、ミミは貧しいからお針子のかたわら娼婦もしていたけれど、そのことと「天使のような娘」とはまったく矛盾しないのだ。

さて、わたしはグリゴーロを今回初めて聴いた。以前来日してコンサートをやった時のパンフレットに「パヴァロッティの再来」とあったので期待して聴いたのだがそれほどのことはなかった。

パヴァロッティと共通するのは「共にイタリア人」ということだけだ。そもそも声質が全然違うと思う。パヴァロッティのファンであるわたしにとっては物足りなかった。

ミミを歌ったオポライスを聴くのも初めてだ。もともとミミを歌うはずだったアニータ・ハーティッグという人が風邪をひいて歌えなくなったため急遽代役として歌ったのだ。

オポライスは前夜METで蝶々夫人を歌って、翌朝、つまり≪ラ・ボエーム≫公演の当日5時頃ようやく寝付いたところ7時半に電話があって代役を頼まれたのだそうだ。

前夜オペラを歌ってしかも2時間半しか眠ってないのに起こされたとはまったくひどい話だ。METはどうしてカバー(補欠)のソリストを準備しておかないのだろう。

以前、MET来日公演でミミを歌う予定だったネトレプコが急に来日をキャンセルしたことがある。そのときもカバーがいなかったので、ピーター・ゲルブ総裁は≪ドン・カルロ≫のエリザベッタを歌う為に来日したバルバラ・フリットリにミミを歌うよう頼んだのだ。

その結果、わたしは良い席のチケットを買って楽しみにしていたフリットリのエリザベッタを聴くことができなかったのだ。どうしてくれるゲルブさん! と今でも怒りが収まらない。フリットリは今後エリザベッタを歌うことはないだろうと思われるからなおさら悔しい。

ゲルブ氏はそのときどうして藤原歌劇団とか二期会に応援を求めて日本人のソプラノを探さなかったのだろうか。日本にはネトレプコの代役としてミミが務まる歌手は何人もいるのにまったく機転のきかない人だ。

それはさておき、オポライスは寝不足にも拘わらずミミを立派に歌ったと思う。ゲルブ氏に貸しをつくることができて良かったねと思う。

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